2007年09月17日
● SC07まで2ヶ月弱
早いもので、今年もSC07 (International conference on high performance computing, networking, storage, and analysis)まで2ヶ月弱となりました。
今年のSC07はネバダ州のRenoで11月10日(土)〜16日(金)に開催されます。Renoでは1989年に一度開催されているので実に18年ぶりとなります。当時のプログラムにはCray-2、Cray Y-MP、ETA-10や筑波大のQCD-PAXなどが並んでいて、ベクトル・マルチプロセッサー全盛でやや高並列システムの兆しありといった様子がうかがえます。
コンファレンスは11月13日(火)から始まりますが、ペタスケール・コンピューティングへの話題が多かった昨年に比べプログラムの内容がやや地味な印象を受けます。
最初の基調講演は、MITのCenter for Bits and Atoms 所長のニール ガーシェンフェルド博士による"Programming Bits and Atoms"です。MITのメデイアラボの教授だったこともある人だそうです。
今年は昨年に比べてクライスラー、BMW、GM、Pratt & Whitneyや家電メーカーのWhirlpoolなどIT以外の製造業界からの発表も目につきます。
さてゴードン・ベル賞のファイナリストには、プログラムの掲載順に、
1.MDGRAPE-3によるX線タンパク構造解析で281TFLOPSの性能を示した理化学研究所のYousuke Ohno氏等のチーム
2.地球シミュレーター上で第一原理シミュレーション・コード PHASEを使い大規模半導体系を解き、14.6 TFLOPS(理論ピーク性能の59%)を達成した物質・材料研究機構のTakahisa Ohno氏等のチーム
3.Blue Gene/Lを使ってケルビン-ヘルムホルツ不安定性の最初のミクロン・スケールの計算で54.4TFLOPSを示したLawrence Livermore National Laboratory (LLNL)のJames N. Glosli氏等のチーム
4.LLNLのBlue Gene/Lで数値気象予報の中でも高分解能なWeather Research and Forecast (WRF) モデルを計算したUniversity Consortium for Atmospheric ResearchのJohn Michalakes氏等のチーム
の計4チームが選ばれています。
理論ピーク性能が現在Top500の1位のLLNLのBlue Gene/Lを凌ぐ1/2ペタFLOPSとして設計され、来年元旦にはNSF Teragridから利用可能になる予定のTexas Advanced Computing Center (TACC) のRangerシステムがアプリケーション性能でBlue Gene/Lを追い越してTop500のNO.1になれるかどうかは興味のあるところです。
Rangerについては"Introduction to Ranger: the First NSF "Track 2" Petascale System"というBOFが開かれます。
私は13日〜15日に参加し、16日は一日サンジェゴで過ごすことにして、飛行機とホテルを予約したところです。
今年のSC07はネバダ州のRenoで11月10日(土)〜16日(金)に開催されます。Renoでは1989年に一度開催されているので実に18年ぶりとなります。当時のプログラムにはCray-2、Cray Y-MP、ETA-10や筑波大のQCD-PAXなどが並んでいて、ベクトル・マルチプロセッサー全盛でやや高並列システムの兆しありといった様子がうかがえます。コンファレンスは11月13日(火)から始まりますが、ペタスケール・コンピューティングへの話題が多かった昨年に比べプログラムの内容がやや地味な印象を受けます。
最初の基調講演は、MITのCenter for Bits and Atoms 所長のニール ガーシェンフェルド博士による"Programming Bits and Atoms"です。MITのメデイアラボの教授だったこともある人だそうです。
今年は昨年に比べてクライスラー、BMW、GM、Pratt & Whitneyや家電メーカーのWhirlpoolなどIT以外の製造業界からの発表も目につきます。
さてゴードン・ベル賞のファイナリストには、プログラムの掲載順に、
1.MDGRAPE-3によるX線タンパク構造解析で281TFLOPSの性能を示した理化学研究所のYousuke Ohno氏等のチーム
2.地球シミュレーター上で第一原理シミュレーション・コード PHASEを使い大規模半導体系を解き、14.6 TFLOPS(理論ピーク性能の59%)を達成した物質・材料研究機構のTakahisa Ohno氏等のチーム
3.Blue Gene/Lを使ってケルビン-ヘルムホルツ不安定性の最初のミクロン・スケールの計算で54.4TFLOPSを示したLawrence Livermore National Laboratory (LLNL)のJames N. Glosli氏等のチーム
4.LLNLのBlue Gene/Lで数値気象予報の中でも高分解能なWeather Research and Forecast (WRF) モデルを計算したUniversity Consortium for Atmospheric ResearchのJohn Michalakes氏等のチーム
の計4チームが選ばれています。
理論ピーク性能が現在Top500の1位のLLNLのBlue Gene/Lを凌ぐ1/2ペタFLOPSとして設計され、来年元旦にはNSF Teragridから利用可能になる予定のTexas Advanced Computing Center (TACC) のRangerシステムがアプリケーション性能でBlue Gene/Lを追い越してTop500のNO.1になれるかどうかは興味のあるところです。
Rangerについては"Introduction to Ranger: the First NSF "Track 2" Petascale System"というBOFが開かれます。
私は13日〜15日に参加し、16日は一日サンジェゴで過ごすことにして、飛行機とホテルを予約したところです。

