2007年11月14日

●SC07 (その2)

◇ Opening
opening event・今日11月13日は8時半からKeynoteでしたが、頭の部分でOpening speechなどがありました。7面のスクリーンを使用した広い会場でしたが、SC07 PresidentのBecky女史によると9,000人を超える参加者と314の展示団体(197が企業、117が大学・研究機関)で今年は新規が73団体あったそうです。

・HPCへの新規参入が多いのはそれだけHPCの認知度が増し、多分野に影響が及んできていることを示していますから、すばらしいことです。

SCinet・Renoは通信事情がSC07の要求を見たなせなかったので、10-11月の間81.3マイルの光回線を引いてSCinetの環境を実現しています。学生ボランタリーを活用したりと、こうした組織化の上手さというのはなかなかまねができない感じです。これが会場に設置されたSCinet用のシステムです。この設備に展示ブースはもとより、参加者も会場から自由にInternetへアクセスできます。

・来年のSC08はAustinに決定で、SC08 PresidentのPat女史がカーボーイ・ハット姿で登場、前宣伝をしました。ハイテックで名高いAustinだけに、Thrust Area(推進分野)をEnergyとBiomedical Informaticsの二つにする。また音楽が盛んな土地なのでMusic Initiativeの企画をすると言っていましたので、こうご期待です。

◇ BMW Sauber Formula One (F1)の講演

・BMWのF1のComputational Fluid Dynamics(CFD)のヘッドのLarsson氏の講演がなかなか面白かったです。

・彼によるとF1ではエンジン技術も長年、事実上は固定化していて性能を上げられるのは空力設計だということでした。空力でDownforceを生じさせると、バルセロナのコースで93.07secだったのが74.10secにタイムを縮められる。投資としてひとつある風洞をもう一個建設するか、かわりにコンピュータ―を入れてCFDを強化するかという問いに対しては後者に決め、現在は512 Dual Core Xeon 5160のクラスター(>12 TFLOPS)を導入しFluentコードでシミュレーションをしているそうです。

・計算モデルは2007年は10億セルで、ばかでかいF1のタイヤのうしろに生じる乱流によるWake Flowが後続車にどう影響するかを計算しています。これはF1レースでは後続車にとって大きな問題だからです。

・その他Aeromapをつくるためのパラメトリック計算が毎日Full Car Simulationで1,000ケースおこなう必要があり、FluentのDynamic Meshingの機能などを使って処理していると話していました。

cheer_hpc at 06:58 │Comments(0)TrackBack(0)clip!SC07  | イベント・セミナー

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