2008年01月08日

●"T2Kオープン スパコン"

・東大、筑波大、京大の"T2Kオープン スパコン"(T2Kは東大、筑波大、京大のイニシャル(TTK)からきている)と言われる仕様を満たす大規模HPCシステムの入札結果が昨年の暮れに発表されていました。

・そして今日の日立製作所のニュースリリース「東京大学情報基盤センターから国内最高性能のスーパーコンピュータシステムを受注」で具体的なシステム構成が紹介されています。

● OSはRed Hat Linux
● 1ノードにクアッドコアAMD Opteronプロセッサー(2.3GHz)を4個搭載 (ということは16コア/ノード)
● 1ラックに16ノードを格納し、3,738 GFLOPS/m**2を実現する省スペース (256コア/ラックになる)
● 2Uサイズのノード952個(60ラック相当)を、高速多段クロスバネットワークで接続
● 米国Myricom社のMyri-10Gネットワークを採用し、10ギガビットイーサネット級のノード間高速通信を実現

・この表現だけからだと”高速多段クロスバネットワーク=Myri-10Gネットワーク”とも受け取れますが、何かおかしい。実際はどうなのでしょうか。

最大理論ピーク性能は140TFLOPSで、2007年11月版のTop500リストのRPeakの順番だけから見ると6位に入る性能です。LINPACKの性能が順当に達成できると2008年6月版でTop10に入る可能性は相当高そうです。もちろん国内ではトップの性能です。

・東大は日立製作所が受注していますが、筑波大をクレイ・ジャパン・インク/米Approが受注、京大が富士通、と日経ITpro等で報道されています。

・いずれも各大学のいわゆる大型計算センターのシステムなので、その基本要件には、多様化した大学ユーザーの計算ニーズに対応できないといけないと言う問題意識が反映されています。

・ユーザーについては最近さらに進んで、大学ユーザーだけでなく民間企業へのマシンタイムの提供も文部科学省「先端研究施設共用イノベーション創出事業」プログラム から支援を受け、公募で行われているとは知りませんでした。


正月にはPS3を買ってYellow Dogを入れてと考えていたのも、知人が暮れにWiiを持参してやってきたのが運の尽き、Amazonから翌日配達でFitのボードも手に入れ、すっかり遊んでしまいました。まだ手や腹筋が痛い・・・。

ところで、ニュース・リリースによると日立の自動並列コンパイラが提供されるようですが、これも両刃の剣で、大学生ならば少し苦労してプログラミングやチューニングをしたほうが、多少生産性は落ちても結局は日本の国力・競争力強化につながるのにと考えてしまうのはまだ少数派?



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